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妊娠が分かるのは、子宮内に3ミリ程度の大きさの胎嚢が確認される妊娠5週目以降となります。早い人では着床直後から妊娠の初期症状が現れます。ホルモンの分泌が大幅に変わるため、眠気や疲れ、つわり、乳房の張り、微熱などの症状がでます。しかし、初期症状の出るタイミングや症状は人によって違います。
妊娠が分かったら、職場への報告が必要となります。妊娠中は、体調の変化や、仕事内容について、周囲の理解と協力が必要になります。いずれ「産休」や「育休」を取得するためにも、職場に報告し、人材の確保などしてもらわなければいけません。とくに看護師は、慢性的な人手不足の影響から、なかなか変わりの人材を見つけるのが困難です。体調不良などで急な休みを取る場合なども考え、妊娠の報告は大切でしょう。
まず妊娠が分かると、旦那さんに報告して「いつ誰に報告するか」を相談しましょう。最も早く報告する相手は、夫婦の両親や親戚などでしょう。その後、会社への報告を考えます。多いのは、妊娠5か月を迎え安定期に入ってからのようです。人によっては、妊娠によって解雇されるのを懸念し、ぎりぎりまで隠し通すといったような場合もあるようです。しかし妊娠が原因の解雇は法律違反となりますので注意が必要です。会社に報告する場合、直属の上司に報告し、他の社員への報告などをいつにするのか相談します。
妊娠後すぐに報告しない理由としては、妊娠初期には流産の確率が高いことがあげられます。妊娠の報告はとても嬉しいものですが、もし流産してしまった場合、悲しい報告をしなければならなくなります。そのため、妊娠の報告は慎重に行う人が多いようです。しかし、場合によっては、早めに報告する必要があることもあります。
それは、つわりが重くて急遽早退したい場合や、切迫流産と診断され自宅で安静にしなければならない場合、重い荷物を運ぶなどの重労働の仕事をしていて業務の軽減を希望する場合など、さまざまとなります。もちろん、日々ハードな仕事をこなす看護師も、できれば早い報告が望まれます。肉体的負担の多い職場ですので、誰にも知らせないまま通常の業務を行うのは、カラダへのリスクを高めることになるからです。
妊娠は、とても嬉しいことですが、同時に母として子供を守るという大きな責任が生じます。女性同士であっても、妊娠中の体調や行動については、なかなか理解を得られない場合もあります。自分の身体とお腹の子供を守るためにも、頑張り過ぎないことが大切です。